ミッドライフクライシスとは
「ミッドライフクライシス」という言葉をご存知でしょうか?
「中年の危機」とも呼ばれ、40〜50代の中年期に起こる心の危機です。焦燥感や葛藤などの不安定さが症状として起こることで、中年期になって急に離職、不倫、家出などの突発的な行動をとってしまうことがあります。
これは、男性・女性を問わず誰にでも訪れる心の危機であり、近年問題視されているテーマになっています。
そこで今回は、こうした深刻なミッドライフ・クライシスが起きないよう、40〜50代の方が心の健康を守るために知っておきたいポイントを解説します。

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ミッドライフクライシスとは

中年期特有の心理的危機、また中高年が陥る鬱病や不安障害のことを指します。
中年の危機は30代後半から40代にかけての中年の入り口で体験され、個人が経験するアイデンティティや自己肯定感の変化、ストレスなどが要因となり引き起こされると考えられています。
また、成熟するに当たりこれまでは見えなかった物の見方をすることで、現実を突きつけられ深い喪失感や将来への希望が見いだせず、心の病へと気が付かぬ間に進んでしまうことも問題視されています。

全国の40〜60代以上のYahoo! JAPANユーザー男女2000人にアンケートを実施(2024年3月19日)した結果、「『自分は無価値だ』と思うなど、日々の生活の中で虚無感に襲われることはありますか?」との質問に、約半数である49.5%の人が「ある」と回答しました。

虚無感|ミッドライフクライシスに関するデータ

焦燥感|ミッドライフクライシスに関するデータ

参照:https://news.yahoo.co.jp/articles/dd4af41548ced17c0f7fc2cbdba5efc2696f3fa4

ミッドライフクライシスに陥る原因

ミッドライフクライシスに陥る原因はさまざまですが、一般的には以下のような要因が関連しています。

年齢と人生の変化

ミッドライフでは多くの人が家庭や仕事、健康などで大きな変化を経験します。
これにより、自分の人生の方向性や満足度について再評価する機会が生じます。

社会的圧力

ミッドライフになると一定の役割や責任が期待されます。
仕事や家庭の期待、または他人との比較によって、自分の達成や成功に対する不満や焦りを感じることがあります。

自己同一性の探求

ミッドライフは、自分自身のアイデンティティや目標を再評価する時期です。
これまでの人生の選択や決断について考え直したり、新しい興味や情熱を見つけようとすることがあります。

健康問題

年齢とともに健康問題が増えることがあり、それがミッドライフクライシスの一因となることがあります。
健康上の問題が人生の方向性や能力に影響を与えることがあり、それが不安やストレスを引き起こす可能性があります。

人間関係の変化

ミッドライフになると、友人や家族との関係が変化することがあります。子供が独立したり、親が高齢化したりすることで、新たな役割や責任が生じることがあります。

これらの要因が組み合わさり、ミッドライフクライシスを引き起こすことがあります。
ただし、これはすべての人に当てはまるわけではなく、個々の状況や人格によって異なります。

生き生きとした人生を送るために

ミッドライフ・クライシスを乗り越えるためには、以下のような身近な解決方法があります。

生き生きとした人生|ミッドライフクライシス

健康とウェルビーイングへの投資

バランスの取れた食事、適切な運動、十分な睡眠を心がけることで、身体的・精神的な健康を維持し、クライシスへの対処能力を高めることができます。
運動をすると、”幸せホルモン”と呼ばれるセロトニンやエンドルフィンが分泌され、自然と活力が湧いてきます。
まずは身体を動かし、食事内容に気をつけて、体重や血圧、血糖値のコントロールなどを意識しましょう。
ウェルビーイングに関する詳しい記事はこちら

自分の人生の再定義

自分自身をよく理解し、受け入れることが重要です。
過去の選択や経験を振り返り、自分がどのような人間であり、何を望んでいるのかを理解することで、新たな方向性を見つける助けになります。自分にとって大切なことは何か、優先順位はどうなっているのか、紙に書くなどして自分の言葉で言語化すると良いです。
ミッドライフ・クライシスはネガティブなことではなく、自分と深く向き合うための転換期だと捉え、人生の後半戦を有意義にするためのきっかけだと考えましょう。

コミュニティの形成

ミッドライフ・クライシスを経験していることを家族や友人と共有し、彼らからのサポートを受けることが重要です。
また、心理カウンセリングやサポートグループに参加することも役立ちます。
ご自身の体験を通じて得たことを人や社会に貢献していくことによって、自分自身の存在意義を感じることもあります。

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