「will」「can」「must」から考える 自分らしいキャリアの歩み方

「will」「can」「must」
それぞれの単語は中学英語で学びますが、これらをキャリアに結び付けた考え方があることをご存じでしょうか。
キャリアを形成していく中で、こちらを利用するのも有効な手段の1つです。 今回は、この「Will・Can・Must」のフレームワークを利用したキャリアデザインの方法をご紹介したいと思います。

雇用クリーンプランナー受講

「Will・Can・Must」とは

will-can-mustとは、ビジネスにおいてモチベーションを維持したり成果を出しやすくしたりするためのフレームワークです。別の表現をすると「やりがいを持って仕事をするために必要な要素」ということです。
「Will・Can・Must」のフレームワークは、Will「今やりたいこと」、Can「今できること」、Must「今やらなければならないこと」で構成されています。
このフレームワークを利用して、将来的に自分が何をしたいのか、何ができるようにならなければならないかを明確にします。
will-can-mustの考え方は、3つの輪が重なり合うところに仕事の満足感が生まれ、重なりが大きいほど満足感が高くなるというものです。

・WILL

Willが意味するものは「希望」です。ビジネスにおいては「何を実現したいか」であり、動機や欲求、志など、働く目的に直結するものでもあります。

・〇〇な働き方をしてみたい
・〇〇の役職に就きたい
・〇〇なプロジェクトを成功させたい

といったものを挙げます。Willはやりたいことがなければ、挙げるのが難しいので、最初は漠然としたものでも構いません。
「過去に楽しかったこと」、「やりがいを感じたこと」など過去の体験から挙げるのもいいでしょう。
ほかのフレームワークを使うことで見えてくることもありますので、ありのままのやりたいことを書き出していきます。

・CAN

Canが意味するものは「強み」です。人はみんな、それぞれ異なる強みを持っています。どんなに自分は平凡な人だと思っていても強みはあるものです。

・〇〇人の部署のマネジメントをしたことがある
・〇〇の資格を持っている
・〇〇の実績がある

などが挙げられます。Canについてはこれまでの仕事や資格から考えるため、客観的なものが多くなるかもしれません。
自分のCanを考えることは自分を知ること、今までの自分を振り返る事にも繋がります。

・MUST

Mustが意味するものは「使命」です。
WillやCanは、あくまでも自分を主軸として考えるのに対して、Mustはその逆です。自分が周囲から何を求められているのか、何をやるべきなのかを客観的な視点から見てみましょう。
Mustが必要な理由は、自分がやりたいことと周囲の期待がずれていないか確認するためです。

職場で働いているヨガインストラクターであれば、

・顧客満足のためのスキルの向上
・事業計画から行わなければならないミッション
・質の高いレッスンの構築

などが挙げられます。
Mustを考える際には、自分がやりたいことはさておき、周囲が自分に求めていることを冷静に判断しましょう。

will-can-mustのフレームワークを活用することで得られるメリット

will-can-mustのフレームワークを活用することで得られるメリットは、チームのパフォーマンスが向上することです。
チームに所属する個人が自分について深く知り、チームの一員としてできること、するべきことを明確に把握することで、チームの方向性も定まります。
このメリットを最大限に生かすためには、チーム内でのコミュニケーションが必要不可欠です。

will-can-mustのフレームワークでは、グループ学習や研究集会など、お互いのwill-can-mustを理解し合いながら仕事を進められます。
結果として、チームのパフォーマンスは向上し、ひとりでは成しえない目標も達成可能になります。

will-can-mustは、従業員のみならず企業側にとっても大きなメリットをもたらします。
異動や昇格等を含めた人事制度にwill-can-mustのフレームワークを導入すれば、従業員のモチベーションや目指す将来像などを明確に把握でき、客観的な視点による適材適所の人員配置も可能になるでしょう。

働きやすい職場づくりを実現するための資格のご案内

フレームをご自身のキャリア構築でどのように活かすかがわかったあとは、行動を起こすだけです。
自分自身の存在感や役割を際立たせるには、何が必要なのか。
目に見える成果や結果はもちろんのこと、自身のキャリアにより説得力を持たせる資格をとることも一つです。

当社では、ハラスメント、労働・労務の正しい知識を持ち、快適な雇用環境を作り出すための人材を育成するための資格「雇用クリーンプランナー」の普及を行っています。
一般社団法人 クレア人材育英協会は、「ハラスメントをゼロにする」という壮大なミッションを元に『雇用クリーンプランナー』を運営し、労働法、労務、ハラスメントリテラシーを学習して、企業内での労働トラブルやハラスメントトラブルを未然に予防するための資格を発行しています。

企業で働く中で、リーダーシップスキルの一つに、ハラスメントリテラシーを⾝につけたプロフェッショナルとして社内体制の整備・構築、問題解決の⽀援などをしたいと考えている人におすすめです。
また、企業の心理的安全性が高く、従業員が成長しやすい職場づくり、職場で生じるトラブルの予防、対処ができる人材育成をしたいという要望にもマッチしている資格です。
女性の受講者も増えており、キャリアアップの機会として活用される方も多くいます。

受講はオンラインで自分の空いている時間を使って学ぶことができます。最短取得は、1日です。
今働いている職場で誰もが働きやすい環境を作るための知識を身に着けたいという方は、下記をクリックしてお申し込みください。

雇用クリーン企業認定に興味のある企業様へ 雇用クリーンプランーの資格に興味がある方へ

■関連記事一覧