ギャンブル依存症|ビジネスマンの落とし穴
2月21日にスポーツ界からギャンブル依存症に関する驚くニュースが入ってきたのですが、ビジネスマンにとってもギャンブル依存症は他人事ではないのでこの記事を書いています。

私は個人の心理相談や企業のメンタルヘルスやハラスメント、人材育成の課題解決に関わることがありますが、個人、企業問わずビジネスマンのギャンブル依存症の相談を受けることも少なくありません。
個人の場合は、ギャンブル依存症になった人やその家族から相談依頼が入ってきますが、企業の場合は経営者から社員がギャンブル依存症だという相談をいただくことがあります。

ギャンブル依存という人生の落とし穴

ギャンブル依存症は、ギャンブルで生活が苦しくなっていたり、多額の謝金をしたり、酷い場合は会社のお金を横領しているような場合でもギャンブルを止めることができなくなっている状態です。
本人は、『今まで負けた分さえ取り返したら止めることができる』、『使い込んだ会社のお金を返したら止めることができる』と考えていますが、今までギャンブルで出した損失をギャンブルで埋めることはほぼ不可能です。
また仮に損失を埋めることができたとしても、その人はギャンブルを止めることができずに新たな損失を作ってしまうでしょう。
そうして自分の人生をどんどん追い込んでいって問題が表面化するまでギャンブルを続けたり、最悪の場合はお金に困って自死を選ぶ人もいるほどです。

後悔や反省だけでは止められない

ギャンブル依存症になり、お金を過剰に使っていることが家族や会社に知られた後、ギャンブルをしていたことを後悔したり、反省するのですが、時間が経つとまたギャンブルを始めてしまう人がたくさんいます。

後悔や反省をしていても脳内で生じるギャンブルをしたいという衝動を止める力が身に付いていない、またギャンブルをしたい気持ちになる刺激を避ける方法も知らない、ギャンブルをしないための生活習慣が確立していないという状態では、衝動が生じた時に自分の意思は負けてしまいます。
より深刻な状態であれば、衝動が強すぎて意思の力で抵抗をしようとしないままギャンブルをしてしまうこともあります。

ギャンブル依存症を克服するにはカウンセリングへ

ギャンブル依存症は、ギャンブルを続けて衝動が強く生じる、衝動を止める力がなくなる、衝動を正当化するような思考が働くという状態になっていきます。
そのため、ギャンブルに依存していることが明らかになり、家族にもギャンブルを止めることを誓ったとしても繰り返してしまうのです。

ギャンブル依存症を克服するには、依存症になるメカニズムや依存症になった脳の働きに流されないようになる方法を学ぶことができるカウンセラーに相談することが必要です。
依存症に詳しいカウンセラーであれば、欲求や衝動、思考、行動などの観点から、どのように依存症を克服していくかを提案して、克服が実現できるまでサポートしてくれます。

この記事を読んでいて自分はギャンブル依存症かもしれないと感じる方や自社の社員にギャンブル依存症だと思われる人がいるということを感じている経営者は、できる限り早くご相談下さい。
依存症の相談にたくさん対応しているカウンセラーが相談に応じます。

また個人的に相談をしたいという方は、カウンセリングのホームページから相談依頼をして下さい。

ギャンブル依存症に関する個人的な相談はこちら

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