方向修正の必要性に気づくためには
会社を経営していると、ちょっと方向修正が必要だなと感じる機会が出てくると思います。
弊社のように人数が少ないところでもその機会はあるので、所属している人の人数が多ければ方向修正の必要性は増えるのではないかと思います。
組織の方向修正の必要性を感じた時、修正が比較的容易にできる場合と修正をするのに大きな労力が掛り、最悪の場合は修正ができないという場合に分かれるとしてたら、その違いは何か・・・。
方向修正が必要だということは、本来向かうべき方向が定まっていて、その方向が明確であり揺るがないから、修正の必要性に気づいているということです。
それは、目的と目標が明確であるということです。
目的と目標の明確化
目的と目標はの違いを理解して明確に定めておくと、組織の活動がどれくらい順調に進んでいるかが分かります。
目的とは、最終的に達成したい到達点です。
この到達点は、内容によっては一定の期間を決めても受けることもあれば、期間を決めずに設定するものもあると思います。
目標とは、目的を達成する過程でクリアしていく通過点です。
ひとつの目的達成のためには、通過点となる目標は複数設定できます。
目的は到達点で、目標は通過点という認識で、目的と目標設定をしてみてください。
数値目標と行動目標
次に、目標を数値目標と行動目標に分けてみてください。
例えば、目的が年間の売上が1億円、数値目標が月の売上が8千300万円としたら、行動目標とは、この行動を継続すれば月の売上を達成できるであろうと言える行動の内容と量です。
マーケティングとしてブログを書く。週に3記事、という感じで設定するという感じです。
行動目標の確認と修正
行動目標が明確になれば、あとはその行動が継続できているかを確認して、設定どおりの行動が継続できていなければ修正するのです。
行動目標の確認と修正を部署ごと、個人レベルなどで行うで、組織全体の方向修正が可能となります。
明確な数値を設定しておけば、人によって解釈が変わることもありません。
指示も伝わりやすいし、指示を受ける方も何をすればいいかを理解しやすいので、行動目標を数値で設定してみてください。
組織が大きくなれば、経営者や役員が各部署、個人に時間を掛けて関わることができません。
できるだけ少ない接点、できるだけ少ない支持で多くの人の行動を促進する、修正する仕組みづくりが必要となります。
そのためには、具体的な行動がイメージできる目的と目標を設定することから始めてみると良いと思います。
行動修正がスムーズにできている組織は、トップが明確な基準を示していて、その基準が組織全体で共有できています。
そして各部門の責任者が、その基準をもとにして部下を導いています。