コミュニケーションスキルの見直し
話を聴く、伝えるということは基本的には誰にでもできます。
私たちは物心ついたころから親をはじめ多くの人とコミュニケーションをとってきました。
そのため、自分はコミュニケーション能力があると思って仕事をしている人も少なくないとと思います。
しかし、職場のコミュニケーションには何らかの目的があり、現状を目的の達成に近づけることができていない職場では、コミュニケーションが上手くいっていないと考えて頂いた方がいいでしょう。
話を聴く、伝えるということは、誰にでもできることだからこそ、出来ていると思い込んでしまうものでもあります。
一見、従業員同士の人間関係が悪いわけでもなく、一生懸命に働いていないわけでもないのに組織として目的達成に必要な動きができていないという場合は、コミュニケーションスキルの低さが原因かもしれません。
コミュニケーションスキルが低い職場
コミュニケーションスキルが低い人が集まっている職場は、目的達成のスピードが遅いのですが、そのような職場では従業員は下記のような不満を抱えています
上司の不満
- 部下には必要なことは伝えているのに一向に動かない
- 返事は良いけど、伝えたことを理解していない
- 部下からの報告は要領を得ないので、聴いていると疲れる
- 大切なことを報告してこないため危機管理が不十分になる
部下の不満
- 声が大きく、勢いがあるけど、話の意味がわからない
- ダメな点は指摘されるけど、どうすることが望ましいか説明がない
- 上司は話を聴いてくれる印象がなく、話しかけるのが億劫になる
- 上司に報告をすると難しい顔をされるので、話し掛けにくい。
上記のような不満は、双方の話を聴く能力、伝える能力の低さから生まれます。
相手の話を聴いているつもりでも、自分の言おうとしていることを頭の中で決めながら話を聴くので相手の話を理解していない。
相手に何かを伝える時に、何の話なのか、結論は何かを明確にしないまま話すので、相手が聴きにくい話し方になっているため、話の要点が伝わらない。
その上、お互いが『自分は相手に伝えたのに』という思があるので、コミュニケーションが改善されないということが、職場のコミュニケーションスキルの低さにつながっているのです。
コミュニケーションスキルを向上させるには
聴く力と伝える力を伸ばす研修
聴く力と伝える力を伸ばすために行っている研修は、カウンセリングやコーチングなどの理論をベースにしたコミュニケーションを理論的に理解するために座学とコミュニケーション能力を向上させるためのワークショップです。
ワークショップも基礎的なものから複雑な応用編まであり、現在のコミュニケーションスキルのレベルに合わせて行うことが可能です。
コーチングによるコミュニケーション能力の向上
コミュニケーション能力は、カウンセリングやコーチングなどで話を聴いてもらうと向上します。
その理由は、じっくりと話を聴いてもらうという体験によって話を聴くということがどういうことかを体験するため、そして自分が普段は自分に向かって問い掛けないような質問をされることによって自己洞察力が向上するためです。
また、コーチングの場合は、話を聴きつつも人との接し方、聴き方、伝え方についての具体的なアドバイスを行うため、コミュニケーションの力が向上するのです。
従業員のコミュニケーションスキルの向上が課題という方は、お問い合せ下さい。
研修、コンサルティングの主なテーマ
・リーダーシップ ・ハラスメント ・ストレスマネジメント
・コミュニケーション ・接遇、接客マナー