新入社員研修でも取り上げられる「身だしなみ」ですが、皆様は「身だしなみ」について
どのくらい意識していますか?

新入社員は特に最初はかなり意識しますね。
しかし、会社に慣れてくるとだんだんその意識が薄れてくる場合があります。
その理由として2つ考えられます。

1.企業内での許容範囲が広く、学生時代、または就職活動の時期ほど意識する必要がなくなる。

2.先輩社員、上司の姿を見て「これくらいならいいか」と個人的に考えるようになる。

 

どのような理由があっても、「身だしなみ」が乱れてくるのであれば、
これは対策を取らなくてはなりません。

なぜなら、ビジネスにおいて、「身だしなみ」ほど「この人は感じが良い、悪い」という印象を
決めてしまうものはないからです。

これが「第一印象」と言われるものです。

「第一印象」を考えてみましょう

第一印象はビジネスの様々なシーンで重要視されています。
特に「お客様」と関わる仕事では避けて通ることはできません。

「身だしなみ」はこの「第一印象」を決定づけてしまう大きな要素の一つだと言われています。

例えば、こんな場面をイメージしてみてください。

「お客様のいないあるお店で、スタッフAさんは下ろした髪を触りながら受付に座っています。
そこにお客様が入って来られ、スタッフAさんは「いらっしゃいませ」と笑顔で対応しました。
お客様はAさんにご要件をお話になりました。」

ここまでの中で、お客様はスタッフAさんの印象を決めてしまっています。

どこで決まるのでしょうか。

 

 お店に入る前にお客様が店内のAさんを見る。

② お客様が店内に入りAさんのもとへ進む。

③ Aさんがお客様に気付き、挨拶する。

④ お客様がAさんへ要件を伝える。

 

Aさんがお客様に気付いていてもいなくても、①でAさんへの印象は決まってしまいます。

①では、Aさんはお客様に対して言葉を発していません。お客様はAさんを遠くから
「見た」状態で何らかの判断(Aさんに対して何かの感情を持つ)しています。

③でAさんがどんなに素敵な笑顔で、しっかり対応したとしても、①の時点で
お客様がAさんに対して違和感を持ってしまえば(例えば「髪の毛束ねればいいのに・・・」など)
Aさんの素晴らしい対応の効果は半減してしまいます。

つまり、「第一印象」とは相手を「見た時」に決まってしまうのです。

 

「身だしなみ」とは何なのでしょうか?

では、「身だしなみ」について少しご説明しておきます。

まず、ビジネスにおいて「身だしなみ」を語る際には、その反対「おしゃれ」について
触れることが多くあります。

「身だしなみ」と「おしゃれ」の違いとは何でしょうか。

一言で言うと

「誰が判断しているか」です。

「おしゃれ」は「自分」が良いか悪いか、好きか嫌いかを判断できます。
つまり、極端に言うと、自分がよければどんな格好でも良いのです。
こちらはプライベートで考えていただきたいことです。

反対に「身だしなみ」は「自分以外の人」「第三者」が良いか悪いかを判断します。

 

よく、社内でも髪の毛の色やまとめ方、メイク、アクセサリーなどについて指摘することが
あるかと思います。その際指摘された側が「しっかり考えてやっています!」と言うこと自体おかしい、
ということになります。

つまり、「自分」視点になっているからです。これは「おしゃれ」の考え方です。

自分以外の人から「その身だしなみには気になるところがある」と指摘される場合は、
その意見を素直に聞き入れるべきです。

 

では、指摘する側はどうでしょう。
指摘をする何か明確な根拠がないとなかなか指摘しづらいですね。

例えば、接客業においては、髪の毛の色をカラースケールを用いて番号で
決めているところもあります。
厳しい、と思われるかもしれませんが、非常に分かりやすいです。

例として髪の毛の色を挙げましたが、では、「身だしなみ」とはどこを見るのでしょうか。

たとえ髪色は気にならなくても、髪のまとめ方がボサボサだったり、制服を着崩して
いたりすることによって、お客様が従業員に対して、嫌な感情を持つようなことがあれば、
それはその従業員の身だしなみは良くない、ということになります。

つまり、

「身だしなみ」とは髪、メイク・・・など単体で考えるものではないのです。

自分以外の人(例えばお客様)が自分を見た時にどう感じるか、という「全体の見た目」
捉える必要があります。

「身だしなみ基準」を作る

「身だしなみ」については、企業ごとにいろいろな考えがおありかと思います。

同じ会社でも部署によって違うところもあるでしょう。

しかし、個人のマインドだけに任せてしまうと、必ず差が出ます。

この差を埋めるためのひとつの方法として、その会社ごとにしっかりとした「身だしなみ基準」を
作成することが効果的です。なかなか指摘しづらい「匂い」についても、基準に入れることによって
客観的に伝えることができます。

そして、この基準を作る際には、
「自分たちが」ではなく「お客様がどう感じるか、どう感じていただきたいのか」という
視点に立つことが重要です。

そうすれば、「身だしなみ基準」は「お客様目線」で作られているため、判断基準は
「自分以外の人」です。
これを全員で共有することができれば、指導もしやすくなるのではないでしょうか。

「身だしなみ」と同時に磨かなくてはならないもの

最後に、「身だしなみ」だけが第一印象を決める要素ではない、ということだけ
補足しておきます。
「第一印象」は言葉を発する以前に決まってしまう、と考えると、「立ち姿」「座り姿」などの
「態度」や「表情」によっても決まってしまいます。

「身だしなみ」と同時に磨いていかなくてはならない要素です。

しかし「身だしなみ」が乱れていると、たとえどんなに素敵な笑顔でいたとしても、
ストレートに相手に伝わらないものです。

まずはご自分の、あるいは会社全体の「身だしなみ」チェックからスタートしてみませんか?

「身だしなみ」を制する人は、「第一印象」を制します!

「身だしなみ」のまとめ

1.良いが悪いかの判断をするのは「自分以外の人」という認識を全員が持つ。

2お客様目線の「身だしなみ基準」や「身だしなみチェックシート」を作成する。

3.全員が同じ基準を使って指摘し合う。

4.定期的に「身だしなみ」の重要性を全員で共有し、見解を統一する。

プラス

5.「言葉以外」の「全体的な見た目」を向上する取り組みを行う。

 

 

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