Z世代とのコミュニケーションミレニアル世代と呼ばれる「Y世代」の次に消費の主役として、マーケターから注目されているのが「Z世代」です。
その消費行動は、今までの世代と異なる点が多くあります。また企業においても中心世代となっていくことから、人材育成の観点からも関心を高めています。
今後は企業にとってZ世代の成長と定着が課題になってくると考えられるため、Z世代との向き合い方の手掛かりとしてこの記事を参考にして頂ければと考えています。
本記事では、Z世代の5つの特徴について紹介し、ミレニアル世代との違いやコミュニケーションの方法について解説します。

Z世代とは

Z世代は、1996年ごろから2010年ごろまでに生まれた人のことを指します。2024年時点では、10代〜20代後半の人が当てはまり、生まれた時からデジタルに触れているデジタルネイティブです。
インターネットやSNS世代とも言われ、テクノロジーを広範に活用することが特徴としてあげられます。
2024年から2030年までに企業の中でも中心的な役割を担う世代であるため、この世代の特徴を理解しようとマーケターはもちろん、人材育成の観点からも様々な研究がされています。

Z世代と比較される世代

Z世代と比較される世代には、「X世代」、「Y世代」、「α世代」がありますが、それぞれどのような特徴があるのか説明します。

X世代

「X世代」は、1960〜1980年代前半に生まれた世代を指し、「ジェネレーションX」と呼ばれることもあります。日本では学生運動と高度経済成長が終わったころ。そのため、X世代は現代の日本文化を活性化させた世代でもあるといわれています。
X世代の主な情報源は新聞・雑誌・テレビなどのマスメディアです。消費行動はバブル世代などと比べて慎重派で、コスパを重要視し、ブランドの価値よりも、機能性に対して価格が見合っているかを検討する傾向があります。

Y世代

「Y世代」は、1980年代前半〜1996年に生まれた世代のことを指し、「ミレニアル世代」と呼ばれることもあります。物心ついたころにはインターネット環境が整備され、ITに触れる機会が多かったため、デジタルネイティブとも言われます。しかし親世代とともに、雑誌や新聞などの紙媒体メディアで情報収集することも少なくありませんでした。そのため、情報源はテレビ・雑誌・新聞・インターネットとバランスに優れている傾向がありま す。
消費行動はモノよりコトで、旅行などにお金を使う傾向があるようです。

α世代

「α世代」とは、2010年以降に生まれた世代のことを指します。ラテン文字で「Z」の次にあたるのが「α」であるため、そう名付けられたといわれています。2022年時点では小学生くらいの年代なので市場に与える影響は少ないのですが、2030〜2040年ごろには社会に進出し、消費の中核を担う世代です。
α世代は、IT技術が発達した状態を経験しながら成長していくとみられます。そのため、IT技術が生活にもたらす利便性や、AI技術を利用したスポーツ・医療・介護など、各分野における価値観が、Z世代とは異なると予想されています。

Z世代からの共感を獲得するためのアプローチ

その世代に応じた特徴や価値観に合致したアプローチが必要です。共感を得るためのアプローチとして、以下が挙げられます。

社会的責任、存在意義

Z世代は、環境や社会的な課題に対する関心が高い傾向があります。資本主義、グローバル化、情報化は、企業経営をより複雑なものにしています。
混沌とした環境の中で自社の生存を考えることが最優先とされ、社会的環境は二の次になるのは自然な流れかもしれません。
しかし会社は社会の一部である以上、事業経営は社会的意義を無視しておこなうことはできないのです。
Z世代は、企業が社会的責任を果たすことやSDGs、サステナビリティに焦点を当てた取り組みに共感します。
「なんのためにやるのか」という大義を明確にし、そこに共感を持つことによって行動の意欲は増していきます。

多様性とインクルージョンへの重視

多様なバックグラウンドや意見を尊重し、インクルーシブな環境を重視する傾向にあります。個々のアイデンティティや自己表現に価値を置き、個性を尊重する文化を好むため、個性や表現の自由を組織の中で持つことによって、自己能力の開花の一助となります。

継続的な学びと成長の追求

新しいスキルや知識の獲得を重視し、成長機会を求める傾向にあります。厚生労働省が調査した職種選びにおける重要視するポイントとして、Z世代は「やりがい」が1位という結果でした。
やりがいが何かまだはっきりとしていない段階においては、リアルタイムなコミュニケーションを望み、成長への追及を積極的に行います。

Z世代に対するハラスメント対策

「〇〇世代」と定義することでバイアスを掛けて人を見るのではなく、分類することで各世代の特徴を理解することにつながることが望ましいのではないかと思います。
特徴の違いを理解することは、ハラスメント対策にも活かされます。
Z世代の特徴を理解することによって以下のような視点からハラスメント対策を行うことができると考えています。

多様性とインクルージョンの強化

多様なバックグラウンドや意見を尊重し、差別的な言動やハラスメントを防ぐために多様性とインクルージョンのプログラムを推進します。
表現の自由を奪うような行為、言動や環境はせず、企業が社会的責任を果たしていることを広く伝え、従業員に対して企業価値観を共有した上で、相手の意見を尊重するスタンスが重要となります。

フィードバックと対話の文化

組織内でオープンかつ透明なコミュニケーションを奨励し、ハラスメントの問題が早期に発見され、解決される環境を指します。これは組織が従業員に対してフィードバックを提供し、従業員が問題を報告しやすい雰囲気を構築することを意味します。

教育とトレーニング

ハラスメントの種類や防止方法に関するトレーニングを提供し、Z世代がハラスメントを理解しやすい形で伝えることが必要です。
ハラスメント被害者が匿名で報告できる仕組みを導入することによって、報復を防ぐことに繋がります。
また、ハラスメントに関する専門的な知識を社員がしっかりと学ぶことによって、ハラスメントの生まれにくい環境を作ることに繋がります。

世代間を超えた人材育成に必要なハラスメントリテラシー

世代の特徴を理解し、適切なコミュニーケーションをとることによって、離職率が下がることは明らかです。
近い将来、会社の中心として活躍していくことを企業としてどのようにサポートしていくかが重要なポイントであると考えます。
職場全体で労働・労務の正しい知識を持ち、ハラスメントリテラシーを共通認識とすることで、快適な雇用環境を作り出すことでしょう。

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